大川市文化財保存活用地域計画を作成しています
更新日:2024年07月26日
大川市には、旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)、旧吉原家住宅、風浪神社本殿や五重塔といった国指定文化財をはじめ、地域の歴史文化を物語る文化財が数多く残されています。これらの文化財の多くは、市民にとっては郷土の誇りとして、来訪者にとっては観光資源として親しまれています。文化財の保存、活用は、生涯学習の分野を中心として、文化観光、学校教育といった分野からも関心が高まっています。一方、少子高齢化の進展やコロナ禍の影響で、文化財の保存、活用にあたって、歴史的な建物の維持や伝統行事の継承が危ぶまれる状況も指摘されています。大川市では、こうした文化財を取り巻く社会情勢を踏まえ、市民との協働で文化財を保存、継承し、文化財を多分野に積極的に活用していく取組を進めていくため「大川市文化財保存活用地域計画」を作成しています。
大川市文化財保存活用地域計画策定協議会
学識経験者、文化財所有者、文化財に関係する団体、観光関係団体、その他教育委員会が必要と認める者で構成されており、地域計画を策定するために必要な事項について、協議、検討を行います。
策定協議会委員
大川市文化財保存活用地域計画策定協議会の開催状況
調査対象 区長および町内会長70人(回収数35)
調査期間 令和5年7月24日から8月18日まで
文化財保存活用地域計画とは
文化財保存活用地域計画は、市町村における文化財の保存と活用に関する総合的な法定計画(文化財保護法に規定されている計画)で、市町村が作成し、文化庁長官が認定をします。大川市における文化財の保存、活用に関する中、長期の方向性を示すマスタープランと短期に実施する具体的な事業を記載するアクションプランの両方の役割を担います。地域計画を作成することで、市の文化財部局(生涯学習課)だけでなく、他部局や市民(住民、地域団体、NPO、民間事業者等)などが地域総がかりで文化財を守り、活用していくことが期待されています。大川市文化財保存活用地域計画策定の概要
作成期間
令和5年度から令和6年度の2か年で作成し、令和7年7月の文化庁長官による認定を目指しています。作成体制
大川市文化財保存活用地域計画策定協議会
学識経験者、文化財所有者、文化財に関係する団体、観光関係団体、その他教育委員会が必要と認める者で構成されており、地域計画を策定するために必要な事項について、協議、検討を行います。策定協議会委員
職名 | 氏名 | 区分 | 所属(役職) |
会長 | 松岡 高弘 | 学識経験者(建築学) | 有明工業高等専門学校 教授 |
副会長 | 吉田 洋一 | 学識経験者(日本史) | 久留米大学 教授 |
委員 | 高橋 一精 | 文化財所有者 | |
委員 | 古賀 秀之 | 文化財に関係する団体 (まちづくり団体) |
筑後川流域連携倶楽部 理事 |
委員 | 中村 隆志 | 文化財に関係する団体 (まちづくり団体) |
NPO法人小保榎津藩境のまち保存会 理事長 |
委員 | 中島 聖知 | 観光関係団体 | 大川観光協会 代表理事 |
委員 | 添島 元紀 | 教育委員会が必要と認める者(大川市区長会) | 大川市区長会 会長 |
委員 | 藤岡 忠司 | 教育委員会が必要と認める者(学校教育関係者) | 大川市学校教育課 主幹指導主事 |
委員 | 大庭 孝夫 | 学識経験者 | 福岡県文化財保護課 |
オブザーバー | 福岡県文化財保護課 |
内容 | 議事要旨および配布資料 | ||
第1回 | 文化財保存活用地域計画について 骨子と工程表(案)について 歴史文化の特徴や将来像について |
議事要旨 資料1 文化庁「文化財保存活用地域計画」パンフレット 資料2 はじめに 大川市保存活用地域計画について 資料3 大川市の歴史文化の特徴や将来像 |
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第2回 | 工程表(案)について 歴史文化の特徴や将来像について 課題方針措置について |
議事要旨 資料1 第1回協議会議事要旨 資料2 大川市文化財保存活用地域計画の工程表(案) 資料3 大川市文化財保存活用地域計画の骨子 資料4 大川市の歴史文化の特徴や将来像 資料5 課題方針措置表(案) |
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第3回 | 文化庁協議の報告 歴史文化の特性、将来像、保存活用の目標について 課題方針措置について |
議事要旨 資料1 大川市文化財保存活用地域計画の工程表(案) 資料2 第2回協議会議事要旨 資料3 文化庁協議 議事録 資料4 大川市の歴史文化の特性、将来像、保存活用の目標 資料5 骨子および課題方針措置表【全市】(案) 資料6 概要および課題方針措置表【重点】(案) |
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第4回 | 文化庁協議の報告 工程表(案)について 計画書の構成について 課題方針措置について |
議事要旨 資料1 大川市文化財保存活用地域計画の工程表(案) 資料2-1 大川市文化財保存活用地域計画目次 資料2-2 大川市文化財保存活用地域計画(素案) 資料3 課題方針措置表【全市】(案) 資料4 課題方針措置表【重点】(案) |
大川市文化財専門委員会
大川市の文化財の保存、活用に関する重要事項について審議するため、文化財の各分野の専門家で構成される附属機関です。地域計画は、文化財の保存、活用に関する重要な計画であるため、文化財専門委員会の意見を聴取して計画に反映させます。地域の代表者向け文化財アンケート結果
地域計画作成にあたり、これまで把握ができていなかった地域の人だけが知っている文化財や市民の意識などを把握するため、地域の代表者である区長および町内会長の皆さんにアンケートのご協力をいただきました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。調査対象 区長および町内会長70人(回収数35)
調査期間 令和5年7月24日から8月18日まで
このページに関する問い合わせ先
教育委員会 生涯学習課 文化・社会・人権・同和教育係
直通電話:0944-85-5618
ファクス番号:0944-86-8479