御境石
更新日:2018年06月01日
御境石(おさかいいし)
種別
史跡
指定年月日
平成30年4月26日
所在地
大川市大字小保
概要
小保町と榎津町は、対岸の肥前寺井(現在の佐賀市諸富町)への渡船場・河川港として肥後街道沿いに成立した町です。江戸時代には小保が柳川藩、榎津が久留米藩に属しており、御境江湖と29本の石列(御境石)を境界として、特異な藩境の町が形成されました。
小保には、街道筋で旅客を宿泊させ人馬継立の設備を有する宿駅の機能がありました。人馬継立の近くには問屋場が設けられ、人足と馬を常備していました。小保と柳川間の公用旅行者と荷を運ぶ伝馬は10頭おり、29本の石列に貫(横木)を通して馬を繋いでいたといわれています。
御境石は、両藩の境石と馬継所を兼ねた全国的にも特異な施設で、200年前の街並みが保存された藩境の町一帯において重要な施設です。
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