特定外来生物「ヒアリ」及び「アカカミアリ」に関する注意喚起について
更新日:2017年09月26日
平成29年6月13日、環境省が兵庫県尼崎市において中国から到着した貨物(コンテナ)から特定外来生物に指定されている「ヒアリ」を国内で初めて確認したと発表しました。また、神戸港では特定外来生物に指定されている「アカカミアリ」が発見されました。その後、各地でヒアリが相次いで発見され、7月21日には、九州で初めて博多港のコンテナヤードでヒアリが発見されました。
●万が一、ヒアリやアカカミアリに似たアリがいた場合は、絶対に素手で触らないようにしてください。
●万が一刺されたら・・・
ヒアリやアカカミアリの毒への反応は、人によって大きく異なります。刺されたと きには、20~30分程度、安静にし、急激に容体が変化する場合には、速やかに 病院に行ってください。
●環境省が「ヒアリ相談ダイヤル(電話番号:0570-046-110 または 06-7634-7300)」を開設しました。
ヒアリの特徴や刺された時の症状、疑われるアリを発見した場合の対応など、ヒアリに関する相談を受け付けます。
●ヒアリの基本情報


【原産地】
南米
【形態的特長】
- 体は、赤茶色の小型のアリ
- 腹部は黒っぽい赤色
- お尻には毒針がある
- 大きさは、2.5ミリから6ミリとバラつきがある
【生態】
- 草地など比較的開けた環境を好みます。
- 極めて攻撃的で、集団で節足動物、小型脊椎動物も攻撃して捕食します。また、樹液、花蜜なども餌とします。
- 土で直径25cmから60cm、高さ15cmから50cmのドーム状のアリ塚を作りま す。
【ヒアリの毒について】
- ヒアリは、強い毒を持っています。
- 刺されると激しい痛みがあり、数分から数十分後、じんましんや激しい動悸等の症状が出る場合があります。
●アカカミアリの基本情報
【原産地】
アメリカ合衆国南部~中米
【形態的特長】
- 体は赤褐色、頭部は褐色で小型のアリ
- 大きさは3ミリ~8ミリ
- 働きアリには大型のものと小型のものがあり、大型の個体の頭部は肥大し四角形状
【生態】
- 日本での生育状況:硫黄島に定着、その他沖縄県等で確認記録があります。
- 亜熱帯地域の裸地や草地などの開けた環境に生息し、土中に巣を作ります。
- 雑食性で、甘露や植物の種などを餌とします。
- 水に浮かんで集団で移動するなど拡散能力が高いとされています。
【アカカミアリの毒について】
- ヒアリと比べると毒は弱いといわれていますが、アカカミアリも毒を持っています。アルカロイド系の毒で、刺されると激しい痛みを覚え、刺された箇所が水疱(すいほう)状に腫れます。
●連絡先
ヒアリやアカカミアリを発見された場合は、下記のところまでご連絡ください。
環境省 ヒアリ相談ダイヤル(電話番号:0570-046-110 または 06-7634-7300)
福岡県南筑後保健福祉環境事務所 地域環境課(電話番号:0943‐22‐6963)
環境課 環境係(電話番号:0944‐87‐6789)
関連リンク
- ヒアリに関する諸情報(環境省ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- アカカミアリについて(PDF92KB)(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
環境課 環境係
直通電話:0944-87-6789
ファクス番号:0944-86-6690